カボチャは驚異の健康バランス野菜
すっかり定着し、日本の一大イベントになりつつある日本のハロウィーン。 外国人も「独自進化した日本のハロウィーン」に注目しているようで、世界規模のイベントになるかもしれないともいわれていますね。





ところで、ハロウィーンというとカボチャ。 日本でカボチャというと冬至ですよね。姫路動物園でも冬至の日に象に大きなカボチャを与えるというのが風物詩になっています。ですが、カボチャは夏野菜で俳句では秋の季語。各栄養素がバランスよく含まれているので夏の日焼けで傷んだ肌を修復するのにも最適な食べ物であったり、年末ではなく今の季節に注目されるべき食べ物かもしれません。


カボチャという名前の由来はカンボジアから伝わったため、カンボジアが訛りカボチャとなった説が有力です。ただ、誰が伝えたかで『南京』『唐なす』『ぼうぶら』と地方ごとに別名がついているのも特徴な野菜です。
(ぼうぶらは ポルトガル人がカンボジアから伝えたのですが、カボチャを意味する『Abobora』というポルトガル語が訛ったものらしいです)


いろいろな食べ物がいろいろな研究機関で研究され、テレビで毎日のように「○○に効く!」と紹介されていますが、カボチャはあまりとりあげられていませんね。カボチャに関する論文もほとんどないようです。昔から幾度と無く日本人を飢餓から救ってくれた食べ物なのに。。。
カボチャの最大の良さは何といっても栄養バランス
ビタミンA効力では、ニンジンの約1/4、ビタミンCでは、カボチャはデンプン質なのにイチゴの1/3以上。食物繊維ではゴボウの1/2以上。ビタミンEではウナギにほぼ匹敵します。更に、カボチャゴマに匹敵するほどのミネラルを含んでいます。
そしてカロリーはご飯の約1/2!

カボチャの栄養素をまとめますと
ビタミンA
ベータカロテンからビタミンAとなって皮膚を保護する働きをします。防衛ビタミンとして身体にとってはAランクのビタミン。また、ベータカロテンは、ベータカロテンの形で独自に働き活性酸素を除去することで老化を防いでもくれます。

ビタミンC
防衛ビタミン・組み立てビタミンとして働きます。タンパク質からコラーゲンが作られるときに必要なビタミン。また、紫外線によるメラニン反応を抑えるので、シミ・そばかすなどを防ぐ働きがあります。優秀な抗酸化物質としても働きます。また、カボチャのビタミンCはデンプンに守られているため壊れにくい。

ビタミンE
防衛ビタミンとして働きます。ビタミンEは別名『若返りビタミン』とも呼ばれ、老化やガンを予防してくれる。もちろん抗酸化物質。

食物繊維
腸の調子を整えて便秘を防いでくれる女性にとって大事な成分ですね。

亜鉛
亜鉛は、生殖機能と味覚機能の維持に必要なミネラル。

マンガン
軟骨の生成に必要。欠乏すると成長障害や生殖機能低下の原因に。また、人体内で生成される、抗酸化物質SODを作るのにも必要です。


鉄と同様、ヘモグロビン合成に必要。欠乏すると貧血などを起こします。

葉酸
葉酸は、体の細胞が正常に形成されるのを助ける働きがあります。これは胎内の赤ちゃんにも有効な栄養素で、妊婦さんが摂取することを強く推奨されています。

これらの栄養素をバランスよく含み、なおかつ低カロリー。そして一度にたくさん食べられます。食べやすさもカボチャの特徴なんです。3切れくらいで100g以上、これだけ食べられる野菜は他にはありません。カボチャに不足しているのはタンパク質と脂質なので、肉・牛乳・チーズと一緒に料理すると良いと思います。

カボチャはほとんど手のかからない野菜。ほっといてもできるカボチャだから「土手カボチャ」と呼ばれたり。カボチャは土さえ良ければ病気にもならないので食料難の時代にはご飯の代用食となり、幾度も日本人を救ってくれた作物でもあるんです。
何かよく分かんないだけど、体に良いっていうイメージはあるカボチャ。イメージだけでなくすごく、そしてありがたい野菜なんですね。





 
 

カテゴリ:食と健康



 
 

 
余談になりますが知っているようで知らないハロウィーンについてまとめてみました。
そもそもハロウィーンはアイルランド、ケルト民族の収穫祭が起源とされています。10月31日を1年の区切りとして新年を迎える祭事。ハロウィーンには死者の霊が現れるといわれ乗り移られないように恐ろしい格好で対抗したのが仮装の始まり。
そしてトリック・オア・トリートという呪文。子供たちは死者霊の役割を担い、元の世界へ戻ってもらうためお菓子を渡すのだそうです。

ハロウィーンのシンボルというとカボチャのお化け。カボチャのお化けは英語では「Jack O' Lantern's(ジャック オウ ランターン)」訳すと、「ジャックのちょうちん」という意味。酒好きで人を騙してばかりのジャックは死後、天国にも地獄にもいけず、あの世とこの世をさまようになり、そのときに持っていたのがこのちょうちんだといわれました。
このジャックの持つちょうちんが死んだ人々の魂のシンボルとなったのですが、もともとはカブでした。ハロウィーンがアメリカに伝わるとアメリカではカブにあまり親しみがなかったためカボチャになったということです。

日本では1970年代にアメリカ大使館のある東京の六本木に住んでいた外国人がひっそりと楽しんでいたそうです。それに目をつけたキディランドが1983年に原宿で日本初のハロウィーン・パレードを開催したのが日本でのハロウィーンイベントの始まり。 ただ、当時はそれほど広まりを見せることはなかったようです。

日本でハロウィーンが広まりに大きく貢献したのが東京ディズニーランド。1997年の10月31日に開催した仮装イベント「ディズニー・ハッピーハロウィーン」の成功から年を追うごとに定着してきたということのようです。爆発的に広まったのは2008年からUSJがイベントとして取り上げてからみたいですね。