梨状筋、下半身の血流の要

足裏の色が真っ白、夏でも冷え症で足先が冷えている。
脚ががピリピリする、膝が痛い、軽くしびれが出る

たいていは足裏に溜まっている老廃物を崩してあげれば血流が回復し、症状は解消されるのですが、中にはそれだけでは治らないというケースもあります。 そういうときは冷えている部分やトラブルが出ている箇所ではなく、お尻に原因があることも多いです。

 

お尻の筋肉は表面に大殿筋という大きな筋肉があります。そして、その奥にはいろいろな筋肉が複雑に走っているのですが、その一つに梨状筋(りじょうきん)があり、その梨状筋のすぐ下に人体で一番大きな坐骨神経があります。 そして、その下に上双子筋内閉鎖筋があります。

つまり、この2つの筋肉と梨状筋で坐骨神経を挟んでいるという位置関係です。このお尻の筋肉と坐骨神経が下半身の血流に関わってきます。

梨状筋はお尻に力を入れるとへこむ場所にある筋肉で股関節を外側に回したり固定する働きがあります。正常な梨状筋は、他の筋肉同様に本来軟らかいです。ですが、この筋肉が硬くなると、そのすぐ下を通っている坐骨神経が圧迫されます。

坐骨神経は足の血管の太さを調節する機能があって、この神経が圧迫されると足の動脈が収縮してしまいます。その結果、下半身の血流が低下し様々な足のトラブルが出てしまうというわけです。

膝への血流が低下すると膝が痛くなりますし、指先への血流が低下すると酷い冷えやしもやけの原因にもなります。下肢全体の血流が落ちると静脈瘤の原因やむくみの原因にもなりますし、よく耳にする坐骨神経痛の原因にもなります。坐骨神経痛は背中、太もも、ふくらはぎ、足底に激しい痛みを伴います。

梨状筋が硬くなる原因の多くは運動不足。筋肉は動かさないと硬くなりますが、それは梨状筋も同じです。もしくは運動していても、運動後のマッサージでケアしてあげないと硬くなるのも他の筋肉と同じです。

そして、特にここ数年、リモートワーク等で座っていることが多くなったため、梨状筋の硬化が加速しています。座るという姿勢は筋肉を動かすことなく、お尻を長時間圧迫し続けるため梨状筋、もっというと坐骨神経には過酷です。硬い椅子に座った後に脚全体にピリピリとした刺激を感じるときがありますが、それは初期症状です。
また、テニス、フットボール、バレーボール、ダンスなど、素早い方向転換を要求されるスポーツでは、この梨状筋を負傷する可能性が高いです。

梨状筋が硬くなっているか同課のチェックは上の写真のように足首を反対の足の膝に乗せ、前傾姿勢になり肘で膝を押します。このときお尻の後ろの方につっぱりや痛みが感じられると硬くなっています。

 

硬くなった筋肉はほぐしてあげればいいわけなのですが、、お尻は自分ではなかなか力を入れにくい場所で、しかも梨状筋は大殿筋という大きな筋肉の下にあるので、なかなか難しいです。一番簡単なのはボールやストレッチローラーですね。それを下において乗っかって自分の体重で押してあげるわけです。注意点として、ストレッチローラーは面や線で圧すのである程度力が分散されますが、ボールは点で圧すので力が入りすぎると筋肉と坐骨神経を傷めてしまいます。勢いをつけず、ゆっくりじわ~っと力をかけるのがコツです。電気が走るような感覚が出た場合はマッサージする場所を少しずらしてください。

マッサージガンをお持ちの方はそういうのを使ってみるのもいいと思います。この器具はお尻のような大きな部位をほぐすのに効果大ですし、奥の方の筋肉もまとめてほぐしてくれます。

血行改善には血流をせき止めてしまっている足裏に溜まったゴミ(老廃物)を崩して血液の流れをスムーズあにするのが大切ですが、いくら足を揉んでも温かくならない場合はお尻に原因があるのかもしれません。送り出される血液がそもそも少なくなっているのかもしれません。脚に何らかのトラブルがある方も、お尻をほぐすことを試してはどうでしょうか。

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