筋肉は力を継続して入れ続けたことで固まります。脳からの指令で筋肉は動きますが、その指令は電気信号。連続して過剰に電気信号が送られると、その場所で血行不良を引き起こし筋肉は硬直します。簡単に言うと同じ姿勢を続けるとこるということです。

簡単な実験をしてみましょう。

こんな風に手の指を組んで、思いっきり引っ張りあってみてください。時間が許せば1分間。その後、手を解かずに力を抜いて30秒ほどそのままの形をキープします。そして、ゆっくり指を開いてみてください。

頭は5~6kgとボーリング玉並、腕一本は3kgと結構な重量があるんですね。頭はまっすぐ地面に対して垂直を保っていれば、筋肉も楽できます。が、少しでも傾くと5kgのおもりを支えなくてはなりません。加えてパソコンで作業するときはキーボードを打つとき、微妙に手を浮かせていますよね。浮かせるためには筋肉が頑張ります。たいした重さがないスマホも、腕の重さも合わせて考えれば腕や肩、首にかかる力は相当なもの。
つまりスマホやパソコンで作業するということは、首や肩には拷問です。たった1分で指は硬直してしまうのに、首や肩の筋肉は何時間も耐えているんですよ。こるのも無理ありませんよね。

 

こりが辛くなったときはマッサージ。自分でしたり、専門のお店にいったり。ひどくこっている方は強く揉むことを希望されると思います。でも、この行為が症状を悪化させているケースも多いです。

こりは筋肉の硬直で、その硬直は血行不良から引き起こされます。なので血行を回復させてあげると解消される「はず」です。基本的に血管は圧迫を受けると形が潰れて血行は滞ります。そして圧迫をやめると、リバウンドにより圧迫前より血管は拡張します。詳しくは血管拡張物質(NO)が作用したりと、難しい話になるのでここでは割愛しますが、その結果血流はアップ。身体の一部を叩くと赤くなるのも、ほとんどは内出血ではなく、毛細血管がリバウンドで拡張したものなんですね。

血の巡りが改善されると筋肉は緩み、理屈の上ではこりは解消されます。背伸びをすると気持ちいいのも血管のリバウンドを利用しているわけですね。そして、強く圧迫するほどにリバウンドも大きく、より血行もよくなりますし、痛めつけるほどに脳内麻薬も大量に分泌されるので、即効性が得やすくスッキリ感も大きのはたしかです。これが強揉みを好む方の理由だと思います。

ですが、圧迫が必要なのは血管であって筋肉ではありません。血管を圧そうとすると同時に筋肉も圧すことになるのですが、ほとんどの筋肉は強い力で圧されて大丈夫な構造にはなっていません。強い力がかかると筋繊維は傷つきます。この傷を治そうとするときに起きる痛みが、いわゆる「揉み返し」といわれるもの。

傷ついた筋肉は修復時に、より強い力に耐えられるように固くなるのが普通です。固い筋肉はポンプ機能を失い血行を悪くしますし、固い筋肉が保護カバーになって、より強い力を加えないと血管は潰れてくれません。

固い筋肉はそれだけで血行不良の原因になり
 ↓
血行不良はこりの原因になる
 ↓
強いマッサージを受けたくなる
 ↓
筋繊維を傷つける
 ↓
より固い筋肉を作ってしまう
 ↓
さらに強いマッサージを受けたくなる

この悪循環になっていませんか?
筋肉について深い知識をもった施術者であれば、筋繊維を傷つけることなく施術することは可能なので、一概に強圧しのマッサージを否定するつもりはありませんが、この負のスパイラルに陥っている人が多いのも実情だと思います。

マッサージの失敗「もみ返し」「肩こりのリバウンド』の記事でも触れましたが、この意味でも、肩たたきはやってはいけない行為ということになります。首のマッサージに関しては繊細な神経が多く走っているので、さらに注意が必要です。

根本解決は筋肉を動かすこと。同じ筋肉を継続して使い続けることがこりの原因なので、動かして収縮と弛緩を繰り返してあげる。外からの力ではなく、筋肉自らの運動で血管を圧迫→リバウンドによる血流アップを促す。これしかありません。筋肉はそれ自体が強力なポンプなんです。30分作業したら意識的に腕や肩を動かすとかですね。

歩くとき、しっかり腕を振って肩甲骨を動かすのも効果的大です。しっかり動かしてあげれば肩こりは起こりません。体の構造上男性はできませんが、この写真のように肘に荷物を掛けると、腕の動きは制限されてしまいます。肩甲骨周りの筋肉を動かすことは難しいので肩こり解消のことを考えるとNGですね。

 

あと血流アップに効果的なのは身体を温めること。お風呂で湯船につかるのも効果的です。
そして足つぼ(足もみ)!
老廃物が溜まっている足裏をほぐすことで全身の血流が促進されます。足の裏は裸足で野山を駆け巡ることができるように、例外的に衝撃を受けても筋繊維が傷つきにくいようにできています。毎日肩や首のマッサージはできませんが、足つぼ(足もみ)であれば、毎日行っても問題ありません。ただし、足つぼは血管のリバウンドが目的ではなく、あくまでも常態的に血管を圧迫している老廃物の除去です。
首や肩と足裏、遠いし全然関係ないと思われがちですが、実際に足をほぐすことで首こりや肩こりが消えたという方は多いですよ。

ところで、現在は販売終了していますが、ちょっと前にこんなグッズがありました。仕事で前傾姿勢になるのがやむを得ないのであれば、支えてあげれば首への負担は軽減できるだろうというコンセプトらしいです。見た目はおふざけ感いっぱいですが、よくみると「とても効果的なのでは?」と思えるアイテムだと思います。顎をつっかえ棒にのせて仕事する・・・周りの目を考えるとなかなか難しいかもしれませんが・・・

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不調スッキリ!足つぼ(足もみ)やってます

9月のお休みのご連絡です

誠に勝手ながら、9月は5(日)、9(木)、12(日)、19(日)、23(木)をお休みとさせていただく予定です。
※ 都合により急遽変更となる場合があります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

頻尿の対処法

日本泌尿器科学会の定義によると、頻尿とは『尿が近い、尿の回数が多いという症状を頻尿といいます。一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます』
https://www.urol.or.jp/public/symptom/02.html

尿意は膀胱にある程度尿が溜まることで起こります。しかし、頻尿は尿の量や意思に関係なく起こります。頻尿にもいろいろあると思いますが、足つぼ(足もみ)でいろいろな人を見てきた結果、経験的に大きく4つのタイプに分かれると思います。

1.膀胱の機能が落ちている
2.腎臓の機能が落ちて膀胱に炎症が起きている
3.むくみ体質
4.子宮または前立腺のトラブル
5.脳が勘違いしている

3のむくみは主に脚のむくみですね。特に夜間頻尿に多いタイプです。立っているとき重力で身体の水分が脚に溜まって、横になったときにその水分が膀胱に流れてきて尿意を感じ、睡眠トラブルを起こしやすくなります。

4については、女性は膀胱の上にある子宮が下垂する、尿が膀胱に溜まってなくても尿意をもよおしやすくなります。男性は60歳を過ぎると半数以上の人が前立腺肥大になると言われています。膀胱の下にある前立腺が膀胱とくっついた状態になって、尿がたまっていなくてもトイレに行きたくなります。

男性女性どちらの場合も、尿が膀胱に溜っているわけではないので、トイレに行っても少ししか出ない、しかし尿意はあるといった状態になります。これを繰り返している内に、脳が制御不能になって尿失禁という状態に発展します。

 

1~5、原因として共通するのは、やはり全身の血行不良であると思われます。 腎臓は、活動するために非常に多くの血液を必要としますが、血行不良が起きると極端に機能低下してしまう臓器で、その腎臓のトラブルが膀胱にまで影響して頻尿を起こすことがあります。

足裏に溜まった老廃物が血液の流れを悪くしているので、それを取り除く必要があるのですが、溜まった老廃物の除去は手の力では無理です。大きな力が必要なので揉むときの姿勢が悪ければ、手首や肩、首の筋を痛めます。なので棒などの道具が必要になります。摩擦で皮膚を傷めないように足裏にクリームを塗って棒で強く揉んで下さい。

ポイントは、足裏全体をまんべんな揉むこと。足つぼの本などで「こここが膀胱、ここが腎臓」と描かれた図がありますが、確かに最重要箇所ではありますが、あくまで血液循環の回復が目的なので、どこが腎臓、どこが膀胱など場所は気にせず、とにかく足裏全体を強く体重をかけて圧すように揉んで下さい。

続けるとだんだん全身がポカポカしてくると思います。そういう状態になると徐々に腎臓の働きも回復して頻尿も消えていきますよ。脚のむくみは下半身の筋力も関係するので、歩く時間を増やすなどして筋力アップも頑張って下さい。

5の脳が勘違いして頻尿を起こしている場合もあるので、足裏全体に加えて、親指もしっかり棒で揉みほぐしてあげると完璧です。親指と脳は繋がっています。

もちろん個人差はありますが、早ければ2週間ほどで何らかの変化を実感していただけると思います。

 

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