誠に勝手ながら、6月は4(日)、11(日)、15(木)、18(日)をお休みとさせていただく予定です。
※ 都合により急遽変更となる場合があります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します
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加齢とともに多くなる膝痛の原因として前回は「関節軟骨のすり減り」をとりあげましたが、今回は「筋肉のコリ」について取り上げてみます。 膝など関節の痛みを訴える人は40代から急増してくるものですが、今や20代や30代でも筋肉が凝るのは普通ですし、この凝りが原因で膝の痛みを訴える人も少なくないです。
膝関節には痛みを感じる神経が存在しないので、膝痛の多くは膝関節そのものから起きるのではなく、それに関する筋が原因であることが多いです。半月板の損傷など、膝そのものを痛めている場合は話が違ってきますが、このように痛みのある場所から離れた場所ある原因をトリガーポイントといいます。
本来柔らかいはずの筋肉は、運動することで傷ついて炎症が起き痛みが生じます。 特に普段しないような動きを急にしたり、身体が冷え切った状態で運動したりすると筋肉は傷つきやすくなり痛みも大きくなります。 その痛みを和らげようと筋肉が収縮した結果、血流が悪くなり筋肉の収縮が治まらず硬くなってしまいます。これを硬結といい、一般には「コリ」といいます。
膝痛に繋がる筋肉は多いのですが、主に「内側広筋(ないそくこうきん)」と「縫工筋(ほうこうきん)」「膝窩筋(しつかきん)」の三つの硬結がトリガー(引き金)となって膝に痛みを発生させます。
●内側広筋 深い屈伸運動や身体が慣れていない段階での過度なランニングは内側広筋に負担をかけます。また階段を降りるときに親指や足首、膝のクッションを働かせずに重力に任せて降りる際にも、この筋肉を酷使します。筋萎縮を生じやすく、回復しにくい筋といわれています。この場合の痛みはたいてい膝の内側に集中します。
内側広筋が原因の痛みは関節炎やじん帯損傷、腱炎とよく間違えられます。一時的な痛みだと思い、休息や冷却、湿布などの鎮痛剤では効果は望めません。また、ストレッチによる理学療法は過剰に行うと悪化させるので注意が必要です。
●縫工筋 次に縫工筋ですが、縫工筋は身体で最も長い筋肉です。ラテン語で「仕立屋」という意味で、昔、仕立屋が足を組んで仕事をしていたことから来ていると言われています。膝内側の脛骨に付いていて、この筋肉のおかげで足を前方に上げたり膝の外旋を可能にします。 足を組むためには、この縫工筋の強い作用が必要となります。
縫工筋が起こす痛みは深い痛みというより灼熱感というかヒリヒリ、ピリピリといった痛みです。横向きに寝たとき、膝を重ねると不快感が生じたりすることも多いです。このとき膝関節に何か異常があるのかと誤解しがちですが、実は縫工筋のコリが原因だったりします。
内側広筋の硬結も縫工筋の硬結もマッサージで根気強くほぐすしか解消法はありません。マッサージするにはマッサージガンやフォームローラがあればそれを使うのが一番楽ですし効果的です。そういったものがなければ手や肘を使って深く円を描くようにマッサージします。緊急の場合は、内側広筋の皮膚をつまんで揺らすと一時的ですが痛みを緩和させることができます。
●膝窩筋 膝窩筋は膝裏にある筋肉で、屈伸するときに必要な筋肉です。膝を伸ばしたり、膝を曲げるときに膝裏に痛みを生じる場合、この筋肉がトリガーになっていることを疑います。 この筋肉は坂道を下る、階段を下りる、身体をひねるなど素早く方向を変えるスポーツで硬結します。また、ハイヒールもこの筋肉に負担をかけます。
この筋肉は手でほぐします。両手の親指でグイっと圧して上下左右にゆっくり動かします。痛気持ちいい強さで行うと効果的にほぐれます。この筋肉は上手くいけば1回で膝の痛みは消えることもあります。
注意点は膝裏中央に割と太い神経が走っているので力任せに圧迫しすぎない事です。
膝が腫れたり炎症を起こしているわけでもないのに痛みが生じているとき、1回のマッサージで解消できる場合もありますが、少しずつ根気強くほぐしてみてください。これらの筋肉を柔らかくしてあげれば膝痛が消えることもあります。
カテゴリ:足つぼ(東洋医学)の記事一覧
膝など、関節の痛みを訴える人は40代から急増してくるものですよね。
その膝痛の原因は一般的に関節のクッションの役割をする「関節軟骨のすり減り」といわれています。このことは膝関節のためのサプリメントのテレビCMや新聞や雑誌の広告でもよく目にするのでご存じだと思います。
ですが意外な事に「太もも部分の筋肉の硬結(コリ)」が原因であることも多いです。
今回は膝痛の原因として「関節軟骨のすり減り」について考えてみたいと思います。
この場合の痛みは膝関節の軟骨が剥がれ、摩耗粉と呼ばれる細かな破片が軟骨を包む袋に刺さることで引き起こされることがわかってきました。 NF-κB(NF-kappaB、エヌエフ・カッパー・ビー)という免疫機能が破片を外的と勘違いし攻撃を開始、その結果炎症が起きるわけです。
血液循環が良好な状態では、その破片を静脈が回収してくれるのでNF-κBが勘違いして炎症を引き起こす事はないので痛みも発生しません。
最近はお医者さんも安静にするより積極的に動くことを勧めることが多くなっています。安静にするより、ある程度動かしたほうが、血液の循環が促進されて痛みも早くひいてくれるからですね。
また、骨と骨の間には潤滑液として関節液が入っています。この関節液は関節の潤滑油やクッションの役割があることもよく知られています。 ですが、それだけでなく軟骨が磨り減ったときに修復する働きもあります。血流が悪くなると関節液が作られにくくなりますし、古い関節液と新しい関節液の交換がスムーズに行かなくなります。つまり、磨り減った軟骨が修復されないまま放置されます。
そして膝にたまる水の正体もこの潤滑液だったりします。いわゆる膝に水が溜まるという症状は、この関節液が過剰になった状態のこと。
水が溜まる=関節液が過剰になるのは細菌感染の可能性も考えられますが、 多くは関節部分で炎症を起しているからと考えられます。 やけどの水ぶくれも同じ原理ですが、 炎症を起している部分があると身体は体液を患部に送ることで冷却させようとします。膝に炎症が起きているから、 せっせと関節液を送って冷やそうとしているわけです。やはり根本は血液の巡りに行きつくと言えそうです。血液の巡りがスムーズなら炎症の原因になっている摩耗粉も素早く回収されて水が溜まることもなくなります。
ひざ痛の一般的な治療法としては、 ボルタレン、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤の使用ですが、一時的な対処療法でしかないですし、長期に使用すると胃腸障害や腎障害、肝障害などの副作用が出やすいという問題もあります。また、溜まった水を抜くというのもよくされる処置ですが、溜まった水を抜いても原因がそのままであれば再び水は溜まります。
足の裏と膝の裏を辛抱強く痛みに耐えて足をもんだ結果、 自然に水が引いたという方の実体験をみると、 根本解決はやはり老廃物を除去して血液循環を回復させることが一番だと思います。 血液循環の回復にはやはり足つぼ(足もみ)。
血行を阻害している足裏の老廃物を徹底的に揉み潰してあげれば、痛みの原因も静脈が回収してくれます。
ところで、膝と言うのは、曲げていることが多いものです。 さらに、曲げたときに体重が乗ってしまうことも多く、その
都度血液の流れが窮屈になってしまいます。血流が悪くなると老廃物もたまりやすい。一番多く溜まるのが足の裏ということになりますが、次に溜まりやすいのが膝の裏と膝全体ということになります。ちなみにですが、膝裏に塊ができると血圧も上がりやすい傾向にあります。 実際、高血圧に悩んでいる方は、たいてい膝裏にゴリっとしたものがあったりします。
足裏から膝裏まで、溜まった老廃物の塊を崩してあげれば足の痛みは嘘のように消えますよ。足を引きずってこられた方も、お帰りの際は足取りが軽くなっています(ただ、足を揉んでいる最中は痛いですが)
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