マッサージの失敗「もみ返し」「肩こりのリバウンド」
肩がこったからマッサージ。
ところが、マッサージの方法を間違えると、肩こりが改善されるどころか悪化してしまう。これがいわゆる「もみ返し」や「肩こりのリバウンド」という現象ですね。




こんなマッサージしてませんか?
初めはちゃんとしたマッサージ器を使っていても、だんだん物足りなくなって、ハンマーのような硬くて、そこそこズッシリ感のあるものでドンドンという感じでたたく。中には、壁の角に肩をグリグリ体重をかけて押し当てているという重症な方も。
これ実はかえって悪化させているんですよ。最初は軽い刺激でも気持ちが良かったのだと思います。

・定期的にマッサージや整体に通っているけど、なかなか改善しない。
・そればかりか「もみ返し」に悩んでいる
・年々ひどくなってきている


肩こりで悩んでおられる方の話に、ほぼ共通して出てくるのがこの3点。
ちなみに、足つぼを受けたお客様のほとんどが、足を揉んだ後に出てくる「肩なのに足を揉んで楽になるのは不思議」も共通してでてくる言葉ですね。もちろんも見返しに悩まされることもありません。


 
 
 


肩こりに悩まされている人が実際に行っているのが次の2点だと思います。

●一点集中型マッサージ・・・コリを感じた部分だけをマッサージすることです。
「一点集中型」はマッサージした部分の肩こりの原因物質=老廃物(乳酸)はたしかに取り除かれますが、血流が別の場所で滞っていると、その滞っている場所に詰まります。それはつまりそれはただ他の部分に流れただけなんですね。
さらに同じ箇所をマッサージすることで、その刺激が原因で新たな老廃物(乳酸)が大量に発生、よりひどい目詰まり状態になってしまいます。



●強い痛いくらいのマッサージ・・・強くもめばもむほど気持ちよさを感じる。
その気持ち良さは、痛みを抑える物質β-エンドルフィンが脳から分泌されていることによるだけで、肩こりが解消されているわけではありません。さらに、強いマッサージを続けると、筋繊維は断裂、炎症を起こしてしまいます。断裂した筋繊維はそれ以上の断裂を防ごうと太く硬くなる。その結果、筋肉の弾力性や柔軟性がなくなり、鉄板のような硬い筋肉に変化してしまうのですね。
※ β-エンドルフィンというのは麻薬のモルヒネの一種で、別名「脳内麻薬」とよばれています。



もみ返しというのは、大きくこの2つが原因で筋肉に炎症を起こしている状態。
これは好転反応とは違います。




親孝行の象徴のようなイメージのある肩たたき。実は非常に危険だったのです。100円ショップでもいろんなグッズがあるので自分の肩をトントンされる方も多いと思います。筋肉に老廃物=乳酸がたまった状態で一点集中の強い刺激を加えると肩の筋肉はブチブチ切れちゃいます

時間が経つと、同じ刺激を受けても筋繊維が切れないように、より強く、太く、硬い筋肉に生まれ変わります。これって運動したあとの筋肉痛と同じ状態なんですね。そして硬い筋肉は老廃物がたまりやすく疲れやすくなります。

この繰り返しが重度の肩こりを生んで、いわゆる「肩こりのリバウンド」や「鉄板のような肩」の原因。
もみ返しやリバウンドが起きてしまったら、炎症を起しているわけですから冷湿布(サロンパスなど)を貼るのが、とりあえずの対処法ですが、時間は30分から1時間で剥がしてくださいね。 冷やしすぎると、それはそれで血管が収縮して血流がわるくなりますから。一晩貼り続けている方もいるかと思いますがNGですよ。






全身の血流を上げずに、ただ肩がこっている部分だけマッサージしても、効果がないばかりか、かえって悪化させてしまいます。逆に、全身の血流が上がれば肩にたまっている老廃物も自然に取り除かれます。全身の血流が悪くなっているのは、足の裏に老廃物が詰まって血管をせき止めてしまっているから。血液は全身を循環していますが、1箇所でも流れが遅くなる場所があると、渋滞が起き上手く巡ってくれません。それを取り除いてあげれば血の巡りは回復します。血の巡りが回復すれば、血管が肩だけでなく全身の老廃物をどんどん回収してくれるんです。
足つぼをされた方の「肩が軽くなる」と感じるのは、こういう理屈なんですね。

「足を揉んだだけで肩が軽くなる」


・・・不思議に思えますけどね。

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