肌着は第2の皮膚


肌着の役割は大きく次の4つ。

吸湿
透湿
保温
補整


寒い季節の肌着のありがた味は、私たちも納得していますよね。
ヒートテックなどの機能性肌着は、もはや冬の肌着の代名詞といっていいほど浸透しています。


一方、これからの夏の暑い時期の肌着の必要性に関しては、意見が分かれるところ。

「やっぱり汗かきますから、必要です。」
「二枚着ると暑いから、(ワイシャツと)背広だけ」
「なんかラインとか出ちゃうのが嫌なんで」



若者世代は「かっこいいから」と欧米人のまねをして肌着を着ない人も多いですね。
ただこれは、欧米は比較的乾燥してすぐに汗が引く環境にあるという要因があるからで、湿度の高い日本では以下の症状を引き起こしてしまいます。

皮膚のベタつき
悪臭
倦怠感
内臓機能の低下



そもそも人間の身体からは、体温調節や新陳代謝を行う為に、汗などの皮脂、垢などの老廃物が、日々休むことなく出ています。
これらが衣服に吸収されずに皮膚に残ったままでいると、べた付き、悪臭、さらには汗などの水分が、皮膚の表面の湿度を上昇させることによる不快なムレを感じるようになってしまいます。
人間は暑いとき、汗を蒸発させることで体温を下げているいのですが、この不快感を放置していると体温維持機能が麻痺することがあるようです。
身体の部分の中でも、特に皮脂腺や、汗腺が集中し、かつ、分泌量が多いのは、胸や背中などの体幹部。
実はこの部分をちょうど被ってくれるのが、下着なんですね。



不快感を抑えるだけが下着の力ではありません。
気温差の激しい場所を往復しなければならない夏の時期にも、下着が大いに力を発揮します。

外の暑い環境から屋内の冷房の効いた環境に入ったとき、逆に屋内から外へ出て行ったとき、この急激な温度差が内蔵機能に大きなストレスを与えます。
肌着を着るとこれがバリアの役割になり、身体に与える影響の度合いが緩やかになるんです。

だたし、肌着を着ていても裾をズボンの外に出してしまうと、外気に直接さらしてしまうので効果は激減します。
もっと極端なへそだしルックというのもありますが、ファッションとしてはいいかもしれませんが、内臓に与えるダメージと引き換えとなると思います。

生まれてから殆どの時間着けている下着は、私たちの大切なパートナーであり、第2の肌といっても言い過ぎではないと思います。

 
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