NASH、お酒を飲まないのに肝臓の病気
足つぼで肝臓の部分(反射区)をグリっとするとほとんどの方が「痛たたっ」というレベルでなく「ギャー!」と叫びたくなるほどの激痛が走ります。そして「お酒は飲まないのに?」とおっしゃいます。
肝臓に問題があると聞くと、まず原因に思い浮かぶのがアルコールですよね。
でも実際にアルコールはほとんど飲まないのに健康診断で肝臓に問題あり、脂肪肝の疑いありという結果が出た方も多く、「なぜ?」という方も多いです。
日本人の脂肪肝の患者は約3000万人、成人の3人に1人の割合のようです。
疑いありも含めるとかなりの数になりそうです。



そして最近注目されているのがアルコールが原因でない肝臓の病気の一つ、NASH(ナッシュ、非アルコール性脂肪性肝炎 non alcoholic steatohepatitis)という名前がついています。
脂肪肝を放っておくとNASH→肝硬変→肝臓がんとどんどん悪くなっていく恐れもあるので、悪くても脂肪肝で留めておきたいところです。


そもそも脂肪肝とは肝臓に脂肪がたまりフォアグラ状態になること。要するに食べ過ぎです。
現在のところ脂肪肝の大きな原因のひとつが肥満、食べすぎということになっています。
「そんなに暴飲暴食してないよ」という方も果物をせっせと食べているとフォアグラ状態になりやすいので注意です。普通の砂糖はエネルギーに変わるのに対し、果物の果糖は脂肪に代わるので摂りすぎると肝臓にたまります。健康や美容のためにとせっせと摂取していると思わぬ落とし穴ということになりかねません。





そして、もうひとつの原因が冷たい飲み物。冷たい飲み物で臓器を冷やすことで肝臓が弱ってしまうのですね。安静時の熱産量をみてみると

筋肉20%
肝臓20%
脳 18%
心臓11%
腎臓 8%


こうやって数字だけみると心臓ってそんなに温かくないんだなと思いがちですが、こぶし大の大きさで体重の0.5%しかないということを考えるとすごい臓器だと言えると思います。

肝臓の重さも体重の2%ほどですから、それで体温の2割の熱を出しているのですから、この臓器のエネルギー量もいかに大きいかがわかると思います。肝臓は、数ある内臓の中でも1番大きく、全身の約40%の血液が運ばれてくる臓器です。肝臓というとアルコールを分解処理する臓器というイメージがありますが、化学物質の解毒など働きは500種類もの作業をこなしているのです。それだけに大量の血液が必要なのですね。
この肝臓が熱を出さなくなる=活動が低下すると健康上いろいろなトラブルが生じるわけですね。


冷たい水(=冷えたビールもですがアルコールの有無は関係ありません)を大量に飲むと消化しようと胃に集まってきた大量の血液が冷やされます。血液が冷えると血管の中の脂分も冷やされ固まります。こうなるとドロドロ血になり最悪血栓ができ動脈硬化に。そうならないように肝臓が体温より5℃程度高い41度を維持しながら一生懸命血液を温めるわけですね。血管中に流れる脂を常に温めてサラサラ状態にしているのです。これってすごい仕事量だと思いませんか?

これは正常な血管の様子


そして冷えて中の脂が固まってしまった血管がこちら。

この写真は極端な例ではありますが、こうならないように脂がサラサラ流れるように血液を温めてくれているんです。
肝臓は沈黙の臓器。冷やされても冷やされても健気に壊れるまで文句も言わず働き、温め続けます。


ちなみに夏バテという症状も肝臓の働きが落ちて代謝量の低下から起きているのですね。代謝が落ちてエネルギーが生み出せない状態です。冷たいアイスやジュースを飲みすぎて身体が重くなる、バテるなんてことは経験あるかと思います。普通は食欲不振という形で症状がでるわけですが、これは身体が「今は処理能力が落ちているから何も食べないで!」と訴えているのですね。
そういう見方からは「バテているからこそ精のつく食べ物を食べないと!」と高カロリーな食べ物を口にするという行為は、かえって不健康を加速させているのかもしれません。


対策としては、なるべく温かいものを口にする、シャワーではなく湯船に浸かる、糖分の摂りすぎに注意するなど、身体を冷やさないようにすることですね。
足つぼ(足もみ)も有効です。足裏は全身の血液循環の要です。血の巡りを悪くしている老廃物を崩してあげると全身の血の巡りも回復し体温が上がります。代謝も促進されます。それだけ肝臓の負担も減るわけですね。
肝臓の反射区(つぼ)をグリっとされて激痛が走った方は物言わぬ臓器の声に耳を傾けて労わってあげてくださいね。

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