顔の印象を変えてしまう犯人、毛穴の開き

ニキビや黒ずみ、開いた毛穴に詰まった角栓など、毛穴のトラブルはたくさんあります。毛穴にトラブルがあると、肌がきれいに見えない、くすんで見られてしまう、疲れて見えたりすることがあります。ある調査では、9割の人に毛穴のトラブルがあるという数字もあるくらいで、「毛穴の開き」、「詰まり」、そして「毛穴の周りが黒ずむ」の3つがほとんどを占めています。
そして、毛穴を気にしているのは女性だけではなく、最近は男性も化粧に対する関心の高まりに比例して増えてきているようです。関心が高まるのはよいことなのですが、そのケアの仕方に問題がある人も多いです。

通常、毛穴のサイズは0.2ミリ未満。0.2ミリというと日常生活では、まず気にしない大きさですよね。ところが、顔には毛穴が集中して存在して、その数およそ20万個。実は全身で最も多い密集した場所が顔なのです。だから、顔の毛穴にちょっとでも何らかのトラブルがあれば、一つひとつは小さくても目立ってしまうわけですね。とたんに、印象が悪くなってしまいます。 つまり「毛穴を目立たせる要因=毛穴の開き」ということです。

では、なぜ毛穴が開いてしまうのでしょうか?毛穴が開く一番の原因は、食生活の乱れなどによる皮脂の過剰分泌です。皮脂は、汗と同様に気温など環境の変化によって分泌を繰り返します。ところが、高脂肪食や甘いものを大量に摂ると、血液中に溢れた脂肪や糖質が皮脂腺を刺激。皮脂の量が増え、一気に流れ出し、その結果、毛穴が押し広げられ、開いてしまうのですね。

さらに、皮脂というのは酸素に触れたり紫外線に当たると、過酸化脂質という物質に変わります。開いた毛穴を、この過酸化脂質が傷つけて回復力を低下させます。毛穴はどんどん開いたまま元に戻りにくくなってしまうのです。

ところで、皮脂の分泌量が少ないにも関わらず、顔を見ると毛穴が開いているというケースもあります。エステ等でマッサージを受けると、一時的に毛穴は目立たなくなるけど、数日経つとまた毛穴が気になるってことありませんか?
その場合は生活習慣が引き起こした老化である可能性が高いです。毛穴を拡大してみると毛穴が、縦長の涙のような形(涙型毛穴)になっていると、その可能性はかなり高くなってしまいます。

涙型毛穴は、弾力腺維や表情筋が衰え、顔がたるむことによって起こってきます。涙型毛穴は、顔を引っ張り、一時的にたるみを解消すると小さくなるのが特徴。フェイシャルマッサージで「きれいになった!」と喜んでも、次第に表情筋が衰え皮膚が重力に逆らえなくなって、自ずと毛穴が下に伸びてしまいます。無表情な生活や、咀嚼力の低下などが主な原因となります。長時間パソコン作業やスマホをいじっている人、よくかまずに食事をしている人は要注意ですよ。

 

まとめると、高カロリー高脂肪高糖分の大量摂取、そして顔の筋肉の低下。これらのツケがミクロの世界に及んで毛穴トラブルをおこしているというわけです。

 

さらに話はここで終わりません。もっと目を背けたくなる現実があるのです。
開いてしまっていた毛穴には、、いろんなものが溜まりやすくなります。ポケットのような空間ができているから。皮脂だけでなく、古い角質やファンデーションなどの汚れ・・・それらが混ざってできた、いわゆる角栓ができます。
その脂性の角栓が、ちょうど糊のような役割を果たして、粉塵や繊維などの空気中のゴミが付着しやすくなって、これが毛穴の汚れとなるわけです。

「毛穴みたいな小さな穴にゴミ?」と不思議に思われるかもしれませんが、例えば花粉は直径約0.03ミリ、余裕で毛穴に入り込める大きさです。ちなみにタバコの煙は0.003ミリ(PM3.0)。喫煙者はもちろん、吸わない人にもタバコは毛穴の大敵です。

さらにさらに、この毛穴の汚れを放置していると顔ダニの格好のエサにも。顔ダニは誰の毛穴にもわずかに棲息する微生物なんですが、その数が異常増殖すると、首の周りに多いアダルトニキビや、何をやっても治らない慢性的な吹き出物。これらの原因になるかもしれません。
最悪の場合、毛穴が細菌や微生物の巣窟となり皮膚病まで発生することも。しかも、一度患うと治療は困難。予防と早期のケアが重要なのです。

 

毛穴の悩み解消するためには、なにより洗顔の仕方が重要になってきます。毛穴の悩みを持つ人は、悩んでいるだけあって、皆さん念入りにゴシゴシ洗いをされています。その気持ちよくわかります。でも、これでもか!と念入りに洗顔するほどに汚れはほとんど取れません

「よく洗ってるつもりなんですけど、詰まってる、取れない」という方は多いです。
でも、逆なんですね。まずは、指の力を抜き、顔の形に合わせて手を沿わせます。皮膚が動かないぐらいの力加減で洗います。小動物をなでるような優しさでOKなんです。

最近流行りの泡タップリ洗顔も、泡のクッションで皮膚によけいな負荷をかけないようにするため。
「これで汚れが落ちるの?」という力加減で大丈夫です、ちゃんと汚れは落ちます。これで大丈夫なので、ゴシゴシ洗いはどれだけ肌に負担をかけているかということに。力を入れすぎるとインナードライ肌が促進されてしまいます。もちろん顔だけでなくボディ洗いにも同じことがいえますよ。(参照:内側はカサカサ、インナードライ肌
洗顔前に蒸しタオルを使って、毛穴を開いてから洗顔するとより効果アップです。
洗顔後はクリーム等で保湿をお忘れなく。

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