人生100年時代、2人に1人が100歳以上生きる時代に

日本は平均寿命において世界でもトップにいますし、100歳超(センテナリアン)の人口は、すでに約6万人です。それが30年後の2050年頃には、100万人を突破すると予想されています。30年前の1990年には3000人しかいなかったことを考えると、ものすごいスピードで長寿化が進行していると思います。

「人生100年時代」・・・テレビやラジオ、新聞、雑誌でこの言葉を見る機会は、日に日に多くなってきましたよね。この「人生100年時代」という言葉は、2017年の流行語大賞にもノミネートされました。
単なる一時的なブームかと思いきや、2017年9月8日には、内閣府首相官邸の中に「人生100年時代構想推進室」まで設置されるなど、「人生100年時代」は、社会的に大きな動きを生んでいます。そして、そのきっかけを作ったのがこの本です。


LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン著 東洋経済新報社


「いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代を過ごすつもりでいた方がいい。」
冒頭、このようなメッセージから始まります。100年生きることは恐怖か喜びか。しかしそれは事実として迫っている。我々はどう向き合うべきか、そういったことを語った問題提起の一冊です。

この本は雑誌やネットでずいぶん紹介されました。出版されたのが2016年なのですが、2年たった今(2018年6月10日時点)でも、ジュンク堂姫路店では、一番目立つ新刊話題書コーナーに置かれています。図書館で予約しても借りられるのは3、4ヶ月先のようですし、神戸や大阪の大型書店でも平積みされているところも多いです。それだけ影響力の大きい本ということなのでしょうね。
400ページ以上あり、学者にありがちな細かい統計と同じ論調の繰り返しも多く、一般的な自己啓発本とは違って、読み進めるのに苦労する本です。にもかかわらず、こういう本がベストセラーになっているということ自体が、超高齢社会の進展を物語っているんだろうなと思います。

この本の柱は「医学の暴走的な進歩により人間は100年生きる可能性が高くなるから、若いうちから準備せよ」というもの。
唐突にこんなことを言われてもピンときませんが、厚生労働省の資料から、1963年から2017年までの100歳以上人口の推移をグラフにしてみました・・・異常なほど、急激に増加している様子がよく分かります。



このペースの伸びがいつまで続くのかはわかりませんが、筆者が「医学の暴走的な進歩により人間は100年生きる可能性が高くなる」と主張しているのも、まったくの的外れではないと思いますし、「準備せよ」との警告も軽視できないと思います。

予測平均寿命は社会環境の変化を考慮して算出した寿命のことなのですが、その予測平均寿命が、この本によるといま30代の人は98~100歳、そしていま20代の人が101~102歳となるだろうと見られています。さらに2007年に生まれた人は、107歳以上まで生きると予想されています。
つまり、日本人の半数が100歳超(センテナリアン)になる可能性があるということになります。
ちなみに他の国の2007年生まれの人の予測をみると、アメリカ104歳、イギリス103歳、イタリア104歳、ドイツ102歳、カナダ104歳となっています。まさに、世界的に「人生100年時代」を迎えているといえそうです。

高齢社会は、ともすると暗くてマイナスな印象を抱きがちですが、長寿化は「脅威」ではなく、「恩恵」であるという考え方が、この本の根底にあります。
著者は、「現在『教育→仕事→引退』の3ステージが一般的だが、寿命が伸びれば普通に考えれば仕事の期間が長くなる。でも、人生100年時代は、4つ、5つあるいはそれ以上のマルチステージが普通になっていく」と主張しています。これまでは不可能だった第2、第3の人生を歩むだけの時間ができると。人生が長くなれば、変化を経験する機会も増えるので、選択肢を持っておくことがよりいっそう重要にななります。そのための準備を若いときから考えておきましょうね、と。100年生きると考えると頭がおかしくなりそうですが、でもやり直す時間も多いのかなと前向きに考えることもできそうです。

かつて、定年は仕事人生のゴールでした。でも、人生100年時代といわれる今、定年は人生の前半戦のゴールに過ぎません。そこから新たに後半戦が始まります。経済的にも生きがいという点でも、まだまだ働く必要があるわけです。

ところで、明治安田生活福祉研究所が定年前の50歳から64歳までの正社員に調査したところ、「およそ8割の人が定年後も働きたいと希望」していることがわかりました。
定年制の見直しをしている企業も増えていくと思われますし、すでにポーラ化粧品は働き方改革の一環で定年制を廃止。再雇用の年齢制限を撤廃しました。生涯にわたって働きたい人は働ける環境になってます。他にもファンケル、外食産業のジョイフルや大和証券も定年の上限をなくしています。
定年制を見直している企業は他にもたくさんあると思いますし、定年というシステム自体消滅するのかもしれません。80歳を超えてもバリバリ働く時代は、もうきているのかもしれませんね。

ただし、働くにしても別の何かをするにしても、健康が今まで以上に重要になってきます。筆者は「長寿化時代には、健康の価値がいっそう大きくなる。100年以上にわたりマルチステージの人生を生きるためには、健康を維持することがきわめて重要になってくる。不健康の代償は、経済面でもそれ以外の面でも甚大なものになりかねない。」と説いています。


健康寿命も同じように延びてくれればいいのですが、寿命が長くなる=介護期間が長くなるなんてことになれば悲惨ですよね。そうならないように、若いうちから健康管理はしっかりしないといけなくなります。あくまで健全な肉体と頭脳は良好が前提での100年時代ですので、健康戦略も若いときから必要です。


このイラストのように、若いときの不摂生が、後々ボディブローのように健康に影響してくるかもしれませんよ。

健康は血液循環が良好であってこそ。必要なところにちゃんと血液が届いてこそです。血液が届かなくなると、細胞や臓器は栄養を受け取ることができないので、だんだん弱ります。このことを一般的に老化と言います。細胞や臓器が大きく弱ると病気です。病気は急になるものもありますが、実は何十年もの時間をかけてゆっくり進行、そして表面化するものがほとんど。ガンも60歳で見つかったとして、それは40代ですでに発生して進行していたものが多い。
血液のめぐりを悪くしているのは足裏に溜まった老廃物。重力の関係で毎日少しずつ蓄積されて血液を少しずつせき止めているんです。揉むとジャリジャリ音がする足裏、そんな状態では、血液はきれいに全身を巡ってくれません。

昔から言われる老化は足からとはよく言ったものです。良好な血液循環の鍵は足裏にあるんですよ。実際に何歳まで生きられるかはわかりませんが、この身体で生きていかないといけないことは確かです。なので普段から足つぼ(足もみ)で、ちゃんと血液循環な身体になるようにメンテナンスしましょうねという宣伝で締め括らせていただきます。

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