痛風にならないために

風が吹いても痛い、これが痛風という病名の由来です。実際に経験された方によると「呼吸をするだけでも骨折の何十倍もの激痛」とのことです。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、痛風で通院中の推定患者数は2013年の数字で100万人を超え、その予備軍の高尿酸血症の人は約1000万人だそうです。つまり成人男性の4人に1人が痛風に悩んでいることになりますね。

痛風も、発症してしまってから慌てても、どうしようもないです。駆け込まれても、さすがに足つぼ(足もみ)では解決は困難だと思います。ただでさえ痛みを伴う療法ですから、麻酔でも使わない限り耐えられないと思います。やはり普段からのメンテナンスが重要ということです。

痛風は、赤くなってパンパンに腫れてきて痛みを伴いますが、1~2週間ほど我慢すれば痛みはおさまります。でも治ったわけではないので、忘れた頃にまた発症して激痛が走るという、非常にやっかいな病気。繰り返すにつれて慣れてしまい、何も予防法をする気になくなりがち。発作が出ても「持病だから」「またすぐに痛みは消えるし」という感じに。

でも、痛風を繰り返すその先に待っているのは、最悪人工透析という、決して侮ってはいけない病気でもあります。

痛風は、血液中に溶けきれなくなった尿酸が引き起こすことがわかっています。健康診断で尿酸値(UA)7.0以上になると高尿酸血症に分類され、関節の軟骨に溜まるのと「痛風(急性関節炎)ですね」と言われるわけです。女性ホルモンには尿酸の排泄を促す働きがあるので、基本的に女性は痛風にはなりにくいのですが、加齢とともに女性ホルモンの分泌が低下すると、女性でも痛風になります。

尿酸は、通常は尿として排出されます。ところが、腎機能が低下すると、尿酸が排出されずに血液中に残り、行き場を失った尿酸は身体のあちこちに捨てられ溜まります。尿酸も老廃物なので、基本的には重力の影響で足にたまりやすい。足以外には、体温の低い場所にもたまりやすく、その部分で痛風が発症します。耳たぶに痛風が発症するのはそのためだったりします。

そして、一番厄介なのが痛風腎(間質尿細管性腎炎)。腎臓に尿酸の結晶が溜まることで発症する病気なのですが、こうなるとさらに腎臓の機能は低下し、最悪腎不全にまで悪化すれば、透析のお世話になることもあるわけです。残念ながら、この尿酸をパッと消してくれる薬はありません。

・薬で痛みをごまかす
・レーザーで痛みを緩和する
・薬で尿酸値を下げる(尿酸生成抑制薬や尿酸排泄促進薬)
・減量でインスリンの分泌を抑制する

これが現在の主な治療法です。とりあえず日常生活は支障なく送れるでしょうけど、ずっと薬の世話になることになります。痛風に限らずどの病気にも言えることですが、薬で激痛を消しても、根本的な原因が消えたわけではありません。

そもそも、痛風の出発点は腎機能の低下です。ちゃんと老廃物をろ過する腎臓が機能して、尿酸が尿といっしょに排泄できていれば問題ないわけです。薬に頼りつづけると、それだけ腎臓に負担をかけることになり、腎機能はますます低下します。腎機能が低下するので、ますます尿酸は排泄できなくなります。、悪循環です。結局、何をしているのかわかりませんよね。

尿酸は私たちの身体が活動したときにできる代謝残留物、つまり老廃物です。老廃物である以上、重力の関係で一番溜まりやすいのは、やはり足の裏。 解決法は足裏の大掃除。「足に溜まった老廃物を徹底的にもみ潰して排泄」、これしかありません。


尿酸の結晶

足に溜まる老廃物は尿酸や乳酸、硝酸、化学物質、水銀などいろいろありますが、特に尿酸は針のような形をしているわけですので、ちょっと押しただけで簡単に神経を刺激してしまうと思われます。厄介なことに、この結晶は相当の力がなければ崩れてくれません。もともと痛い場所に力をかけるわけですから、非常に痛いです。痛風の痛みと足つぼ(足もみ)の痛み、どっちも嫌だと思いますが、足裏の老廃物を揉み崩すことで全身の血行も回復し、血行がよくなれば腎臓の働きもよくなるので、ぜひともこの痛みは乗り越えていただきたいです。乗り越えればどちらの痛みも消えてくれます。

始めの1週間から1ヶ月の、老廃物の排泄がスムーズでない段階では、揉み崩した尿酸が血液中にとどまって、数値上は尿酸値が上がったように見える場合がありますが、排泄のサイクルさえできてしまえば、数値は下がってくれます。

 

ところで、プリン体が体内で分解されて尿酸になるので、痛風の原因=プリン体の多い食品というイメージは間違いではないと思います。健康志向の高まりで、テレビCMでもカロリーオフとともに「プリン体もカット!」とアピールする商品が増えました。

確かにビールは液体なので、プリン体は吸収されやすく影響も大きいといえます。だから「プリン体ゼロ」という表示は安心できますよね。でも、これも試験管の中での話

実は、プリン体は食品から摂取するだけでなく、私たちの体内でも作られています。激しい運動をして細胞が破壊されたり、細胞が大量のエネルギーを消費するときも、プリン体が発生しているんです。口に入れた段階ではプリン体がなくても、肝臓がアルコールを分解するときには、大量のエネルギーを使います。このときに燃えカスとしてプリン体が生成されます。
つまり、アルコールそのものがプリン体になるというわけです。

最近はプリン体カットのビールもよく見かけますが、プリン体が少ない、またはゼロだからと安心してできないということです。
そういう意味では、もともとプリン体が少ない焼酎や日本酒にすれば大丈夫かと言うとそうでもなく、ビール以上にアルコール度数が高いわけですから、あまり意味のある対処法ではないと思います。
それよりも、老廃物がちゃんと排泄できる身体を作るべきだと思うのです。

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