乾燥注意報、お肌には乾燥警報

秋冬は湿度が低くなります。天気予報で出る乾燥注意報は湿度50%を切ると発令されます。肌にいい湿度は65%~75%とされていて、肌が乾燥してしまう湿度とは60%以下つまり、乾燥注意報が出ている時点で、すでにお肌には厳しい環境ということになります。また、暖房を入れるようになると、さらに空気が乾燥し、ますますお肌から水分を奪っていきます。

テカリやお化粧崩れの原因ともなるなど、夏場はなにかと面倒な皮脂や汗ですが、秋から冬にかけては減ってしまいます。 実はこの皮脂は、肌を乾燥から守るフタや栓のような役割を持っています。冬場はこのフタがない状態になるので、どんどんお肌から水分が出て行ってしまいます。つまり、秋冬はお肌にとっては乾燥との戦いになるわけです。

乾燥の何が問題なのかというと、乾燥すると新陳代謝(ターンオーバー)が低下します。古くなった肌の表面が剥がれ落ちることなく残ってしまいます。透明感がなく、カサカサして見えてしまうのはこのためなんですね。 お肌は一度ダメージを受けたら、それを元に戻すのに大変な時間がかかります。
秋冬の乾燥は、思っている以上にお肌は厳しい環境にさらされているということです。 保湿ケアをしっかり行うことが大事です。

また、乾燥による被害はお肌だけではないんですね。風邪やインフルエンザなど、秋冬にかかりやすい病気は乾燥と深い関係があるのはよく知られています。特に抵抗力の低い子どもは、より乾燥の影響を受けやすいです。 暑くて喉が渇く夏と違い、自覚しないうちにカラダが乾燥してしまうのが秋冬。体内の水分レベルが気が付かないうちに減少しています。 「冬脱水」とか「かくれ脱水」といいます。

湿度が40%を下回ると身体に様々な異常が出始めるといわれています。 普通、部屋を閉め切った状態で30%。 すでに乾燥状態です。電気ストーブや、エアコン、コタツなど、暖房器具を使用するとさらに湿度は下がります。昔ながらの畳の部屋だと、イグサが呼吸することで湿度を調整してくれるので、冬でも乾燥しにくいのですが、最近は人口畳が使われることが多く、この場合、湿度調整をしてくれません。

法律では、病院は40~50%に保つように規定されています。ウィルスに感染しないためには、これくらいの湿度が必要ということですね。ウィルスは水分を含むと重みで舞い上がることができません。
つまり、一般家庭の室内は常に乾燥していて、意識的に加湿してあげないといけないということです。ただ、湿度をただ上げればいいというものでもなく、湿度が60%以上になると今度はカビなどが繁殖しやすくなるので注意が必要です。

ちなみに、身近な場所の湿度がどうなっているかというと学校・百貨店・美術館・事務所は湿度40~70%に保つように努めることが法律で規定されています。また、ホテルは20%~30%飛行機内は10%とかなりの乾燥度になっています。




これは血管の中を血液が通る様子の写真ですが、上が正常な状態。下が水分が不足しドロドロになった状態。冬になると夏と違って、あまり水分をとらなくなってしまいがちです。 特に足がむくむからと水分をとらない方も多いです。でも、乾燥は確実に進んでいるので血液は濃縮されてドロドロになってしまいます。体の不調や病気を招くドロドロ血液は、不摂生な生活習慣など、いろんな原因で起こりますが、乾燥もその一つです。

室内は加湿、お肌は保湿クリーム、身体にはこまめな水分補給と、しっかり乾燥対策で秋冬の脱水を防いでくださいね。

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