中年太りはなぜ起きる?
・食生活や生活習慣は変わっていないのに太る。
・食べる量は増えていないのに太る。
・特におなかや下半身が太る。
・30~40代のあるとき突然太り出す。
・いつの間にか体重だけが増えていく。



いわゆる中年太りです。
食生活や生活習慣は変わっていないのに・・・なぜ?
中年太りには中年ならではの太るメカニズムがあるんですね。


実は、人が太ることは脂肪細胞が増えることと非常に密接な関係があります。脂肪細胞とは食事でとった余分な栄養を中性脂肪として貯蔵し、運動や空腹の際のエネルギーとして使用する、いわばエネルギーの貯金箱
人間の成長の過程で脂肪細胞が著しく増える時期は3回あるとされています。

・1回目が妊娠9ヶ月頃。
・2回目が生後1年間
・3回目が10~18歳にかけての成長期


この時期に栄養を取りすぎてしまうと本来増えるべき数以上に脂肪細胞が増えてしまう場合があります。

・妊娠9ヶ月頃、母親が胎児のためにと必要以上に食事を撮る
・授乳時に母乳ではなくミルクを与えすぎる。
・成長期にむやみに食べ過ぎる


つまり、肥満体質が決まるのは、この3つの時期。
このような原因で増えすぎてしまった脂肪細胞は、その後減ることはなく、太りやすい体質を作り上げてしまいます。


では、脂肪細胞が増える時期はやせていたのに、なぜその時期を過ぎたはずの30歳すぎから太りだす?生活習慣も変わらないのに太る原因は何か?


それは基礎代謝の低下によると考えられます。
基礎代謝とは呼吸や体温の維持など、生活に必要な最低限のエネルギー消費量のこと。 10代までは身体を大きく成長させるために、じっとしていても膨大なエネルギーを消費します。そして20代で人間としての肉体が完成されてしまい、その後は維持するだけで充分になります。
つまり生活が変わっていないのに肥満が始まる中年太りは20代と同じ食事をしていても、運動量に関係なく、身体自体の消費量が低下することでおきるんです。その結果、消費しきれないエネルギーを脂肪細胞にためこんで膨らみます。消費しないエネルギーは捨ててくれれば太ることはないのですが、飢餓を経験した動物は万一のために取り込んでしまうんですね。

特に日本人は世界的に見ても肥満体質になりやすい民族です。
食料の乏しい日本で生き抜くために、少ない栄養でも活動できるように適応した結果、遺伝子レベルで太るようになっているらしいです。そこに1日3食が基本の西洋の栄養学を取り入れたため、高カロリー食が一般化。食べ物に乏しい環境でも生き延びる機能がアダになったといえます。

中年太りを防ぐ対策は、脂肪細胞が増える時期に食欲に任せて食べ過ぎないことですね。理屈の上では、3つの時期さえ気をつければいいということになります。


ですが、成長期を過ぎてしまった人はどうすれば・・・やはり運動しかないようです。食事制限をした上で、リバウンドが起きないよう計画的に運動をして、大きくなった脂肪細胞を小さくするしかないみたいです。

同じような食事量で太るということは、江戸時代までのように1日2食が基本で、少量のおやつで小腹を満たす。「少し物足りないかな?」という食事量で、実は充分すぎているのかもしれません。
余談になりますが、1日3食を定着させたのは発明王で有名なトーマス・エジソンです。自身の発明したトースターを販売&普及させるために「1日3食にしましょう!パンを食べましょう!」と宣伝活動した結果だそうです。100年前のアメリカも1日二食が主流なライフスタイルだったようです。

「50歳を超えても30代に見える生き方」 「空腹」が人を健康にする」など、多くの著書が大ヒットした南雲吉則さんは自身の著書で「1日1食」を提唱されていますが、これは極端かもしれませんね。でも理屈は同じです。








 
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