白髪は抜きますか?

髪の悩みで多いのが、抜け毛、パサつき、クセ毛そして白髪ですね。白髪は、目立ってほしくないのにも関わらず、ピンと元気に立って目だってしまいます。そんな白髪を見つけたとき、抜いてしまいますか?

2004年に発表された資生堂と北里大学医学部の白髪に関する研究では、『白髪の直径は黒髪よりも太く、白髪の伸びる速度は黒髪より速く、成長期にある白髪の比率は黒髪より高い(全て平均値比較)』と、興味深いことが分かりました。黒髪には細くて成長速度の遅い毛が存在するために、平均すると白髪の方が成長期にある毛の比率が高くなるためだそうです。
つまり、「白髪は太く生えてくるため、自然とピンと立ってしまう」しかも「成長も早いため目だってしまう」ということみたいです。

そんな白髪を発見すると、思わずイラついて「プチッ」と抜きたくなる人も多いのではと思います。
でも、白髪は抜いてもいいものなのでしょうか?そもそも白髪はなぜできるのでしょう?

最近では白髪の原因についても徐々に明らかになってきていて、完全に解明されていないものの、白髪の原因の幾つかが解明されつつあります。一番の要因は毛の栄養不足、もっというと血行不良です。毛髪は毛自体に直接血液が届いているわけではなく、根っこのところ、表皮の一部の真皮を通る血液から栄養分をもらっています

そもそも、毛は毛母細胞(毛母)で作られ、産まれたまかりの毛(産毛)は白です。 その毛母の周りにあるメラノサイトというメラニン色素を生み出す細胞が、黒色の色素を作ります。メラノサイトからメラニン色素を毛母に渡して髪の毛に取り込むことで、髪の色は黒くなる仕組みになっているのです。 ストレスなどで頭皮の血流が弱くなると、メラノサイトの活動が低下すると色が付けられなくなり白いまま、つまり白髪になるというわけです。

メラノサイトはストレスに弱い細胞なので、ストレスを溜め込みやすい人は白髪になりやすいということに。 フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットには、 「処刑されるショックで、一晩のうちに髪が真っ白になった」 というエピソードがありますが、白髪ができるメカニズムを考えると、黒い髪が一晩で白くなるなんてことはありえません。でも、ストレスが白髪の原因ということは、当時の人々は知っていたということでしょうね。

なので、毛の根元の血行が重要になってきます。やはり身体と言うものはすべてにおいて血液循環に行き着くわけですね。
ちなみに抜け毛も毛母まわりの毛細血管の衰えが原因だったりします。毛髪が十分成長する前に毛を支えきれなくなり抜けてしまうのですね。しかも、毛母細胞の働きも衰えるので、次の産毛が作られません。。
よく「白髪はハゲない」と言われますが、必ずしも正しいとはいえないということになりますね。

そして栄養面ではミネラル成分「カルシウム」が必要です。ここでもカルシウムが登場です。細胞のスイッチをONにするカルシウムがメラノサイトを活性化させることによって、たくさんのメラニン色素が作り出されるのです。
出産後から白髪が気になり始めたという女性が多いのも授乳期は母乳を通して赤ちゃんにカルシウムを与え続けなくてはなりません。このためカルシウム不足を起こしやすいからだと考えられます。

髪の毛は皮膚以上に生命に関わる危険性が低いので、栄養が回ってくるのも後回しになりがち。カルシウムの摂取量が不足していると”骨粗鬆症”にもなりやすく、白髪よりこちらのほうが深刻ではあるのですが・・・

いま10代や20代に増えている若年性の白髪はストレスによるものが多く、ストレスなどの影響で血行が悪くなるとメラニン色素の働きが弱まり白髪になると考えられています。無理なダイエットも栄養失調から髪を黒くする材料不足になり白髪になりやすいです。
このような白髪は一度、白髪になっても生活環境や習慣、体質が改善すれば黒髪に戻ることは珍しくありません。全身の血液循環の回復、体質を変えるという面からも足つぼ(足もみ)は効果的といえると思います。

ちなみにですが、もうひとつ白髪対策に効果的な栄養素はチロシン。チロシンは色素のメラニンを作る原材料で、これがないと髪は黒くなりません。チロシンは脳の活動を高めるのに必要な栄養素で、こちらもやはり生命維持の優先度が低い髪の毛には、なかなか回ってこないという事情があります。
、チロシンは意識的に多く摂取する必要があります。アジ、大豆、玄米などはチロシンが豊富なので、白髪対策には効果的な食材だといわれています。



本題の『白髪を抜かないほうがいい?』という疑問の答えですが、理屈というか仕組みを考えると『抜かないほうがいい』ということになります。抜くと皮膚の中の毛母細胞にダメージを与えてしまいます。毛母細胞さえあれば毛は生え続けます。ただ、メラノサイトの働きが弱ったままだと白髪のままですし、抜けても次に生えてくる髪の毛はまた白髪になるわけですが、毛母細胞さえあれば、今後体質が変わり血行がよくなると黒髪が復活する可能性は残ります。
頭皮の血流をあげること、黒髪にする栄養素をしっかり摂取することでメラノサイトを活性化させてあげることで、黒髪に戻る可能性があるというわけです。血流を回復させるためにも足つぼ(足もみ)は有効だと思います。

実際、双子の長寿姉妹で人気だった認知症を克服!きんさん・ぎんさんから学ぶ・ぎんさんはマスコミで取り上げられ始めたころは全白髪でしたが、メディアに取り上げられるにつれ黒髪が増えていったことが確認されています。100歳を超えても白髪が黒髪になる可能性は大いにあるわけです。

というわけで、見つけた白髪を根っこから抜いてしまうと、頭皮が炎症を起こしたり、毛母細胞がダメージを受けると黒髪に戻る可能性のある物を抜いているだけでなく、髪の毛そのものが生えてこなくなることがありますので、むやみやたらと抜くのは避けた方がいいということになります。気になる場合は根元は残して、ハサミなどで切るに留めた方がいいと思います。

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