気になるニオイその2、足のニオイ

ニオイを気にされて足つぼを敬遠してしまう方も少なくないですね。ですが、水虫がある場合と同じく、ニオイがあるからこそ受けていただきたいケースもあるのですす。今回はそんなお話です。

 

社会の清潔志向が高まり、「ニオイ=不潔」のイメージが定着したからでしょうか、特に最近は臭いを気にする人も増えてきて、シートやスプレー、専用マットなど足のニオイ対策グッズも種類が豊富になっていますよね。

そんなご時勢ですが、Next Technology(ネクストテクノロジー)という北九州高専発ベンチャー企業がこんな犬型ロボットを開発したというニュースがありました。



(2017年9月8日 読売新聞web)

気になる足のニオイを判定し、いいニオイだと尻尾を振って喜ぶ動きをして、反対にニオイがきついとパタンと倒れて気絶してしまうそうです。ターゲットとしては「自分でも気づけない生活臭に悩む女性を想定して、かわいいリアクションで教えてもらえればショックもやわらぐだろう」ということで製作したみたいです。販売価格は1体十数万円、発売開始予定は2018年春を目指すとの事です。
こういったロボットが開発・販売されるほど、足のニオイへの関心が高いということなんでしょうね。

(2019年5月追記)販売開始されているみたいです。
におい計測犬型ロボット はなちゃん
http://www.next-tech.co.jp/products/hana-chan

 

足のニオイは大きく分けて2種類。皮膚表面に原因がある場合と、内臓の機能低下に原因である場合です。

まずは皮膚表面に原因がある場合。足の汗腺から出た汗や古い皮脂や角質は、皮膚の常在菌のエサになります。常在菌がこのエサを食べる際にイソ吉草酸(いそきっそうさん)が発生します。イソ吉という文字から受けるイメージとは裏腹に、このイソ吉草酸は悪臭防止法という法律の第2条で規制されています。つまり、法律で特定されるくらい強烈に不快なニオイを出す物質なんですね。
ちなみに、この常在菌の名前は枯草菌といい、実は納豆を作るときに必要な菌でもあります。納豆菌と呼ばれるのはこれなんですね。

足は一日にコップ1杯位の汗をかくといわれています。それに加えて、外出時は靴を履きますよね。足自体の体温と密閉状態の靴の中は温度は30℃以上。靴の中の湿度は100%近くにもなるんです。なので靴の中は皮脂(たんぱく質)+枯草菌+高温多湿という、納豆を作る条件がそろってしまいます。足の臭ニオイは納豆に例えられることが多いのですが、まさに納豆を作っているようなものなんです。

この場合のニオイ対策は足を洗う。シンプルです。皮膚表面についたイソ吉草酸を洗い流せばいいわけですが、水だけでは落ちにくいので、石鹸や重曹といったアルカリ性のもので酸を中和させると落ちやすいです。

 

そして原因の2つ目、内臓の機能低下に原因がある場合。この場合は話が深刻になっていきます。どこからニオイが発生しているかというと、身体の内部。腎臓や肝臓といった臓器が発生源。皮膚表面に原因がある場合は洗い流せば解消できますが、身体の中の内臓に原因があるので、取り出して洗って落とすなんてことはできません。そしてニオイの正体のひとつがアンモニア。アンモニアはたんぱく質を代謝する過程で発生してしまう毒素で、強烈なニオイを発する物質です。学校の理科の時間にニオイを嗅いだことのある人も多いと思います。

肝臓は500ほどの仕事をこなしてくれているのですが、その中でもっとも重要な仕事のひとつに体の中の、毒素を分解・解毒化するという大切な役割を担っています。アンモニアも毒素のひとつ。肝臓の働きによって、 この有害なアンモニアを無害な尿素に変換してくれるのですね。これが肝臓の解毒作用です。尿素回路と言われることもあります。でも、肝臓の働きが落ちると解毒処理されないまま血液に乗って全身をかけ巡ってしまいます。

ちなみに血液中のアンモニア数値は健康診断の血液検査でなく、血液生化学検査という肝臓病の進んだ人が受ける特別な血液検査でなければ調べてもらえないので、なかなか目にする機会のない項目だと思います。

そして腎臓。腎臓は1時間に6リットルと大量の血液をろ過して、毒素や老廃物を尿として体の外に排泄する働きをしています。このため、腎臓の機能が低下すると、毒素や老廃物が排泄されなくなり、体の中に溜まってしまいます。 分解もされず外に捨てられもされなかったアンモニアは、血液によって全身を巡って、その一部が汗と共に分泌される際、同時にニオイも発生するというわけです。毒素や老廃物は重力の関係で足に溜まっていくので、比較的足のニオイは強くなりやすくなるというわけですね。

肝機能や腎機能を落とさないためには、とにかく身体を冷やさないこと。身体が冷える=血液循環が悪くなると腎臓のろ過機能の働きは極端に低下してしまいます。全身の血流を良好にすることがなにより重要です。 そのためにも足つぼ(足もみ)を強くお勧めします。足にたまった老廃物を崩すことで全身の血流は回復します。

アンモニア臭は一例ですが、このほかにもニオイは健康状態を知るバロメーターになったりします。足のニオイに悩んでいる方は、ニオイそのものよりも、ニオイが発生してしまっているご自身の身体を心配していただきたいと思います。
そして、腎機能や肝臓機能を低下させないためにも、普段から足を揉むことは大切ですよ。

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