別腹って本当にあるの?
満腹になるまで食事をした後にもかかわらず、
甘いものならば「別腹だから・・・」
食べられたという経験を持つ人は多いと思います。
「別腹」とは、甘いものが他の食べ物とは別の胃袋に入っていくこと、
というイメージがわきますが、人の胃袋が2つ以上存在しないはず。
では、「別腹」とは何なのでしょう? 
実際に存在するものでしょうか?


お腹いっぱいたべて、
それ以上はもう食べられないといった状態になったとき、
当然、胃にはそれ以上食べ物が入るスペースはありません。

ところが、例えばおいしそうなケーキを見た途端、
胃から十二指腸へとつながる「前庭部」が活発に動き始め、
なんと胃が伸びて上部に少しスペースが出来るんです。
この胃のスペースこそが「別腹」の正体で、
医学的には胃の「予測調節」によってできたものと考えられています。



この「予測調節」とは何なのか?というと・・・ちょっと難しい説明になります。
食事をすると、胃は消化活動のために胃液を分泌し、
食べ物を腸へ送り出す「ぜん動運動」を行います。
実は、この「ぜん動運動」は、消化活動を効率良く行うために、
食事の前、私たちが空腹を感じた時点で開始されるるんですね。
「ぐぅ~」とお腹がなるアレです。

こうした食事の前に行われる「ぜん動運動」を「予測調節」というのですが、
要は胃の準備運動ですね。


空腹を感じていない満腹状態の胃でも起きます。
デザートを目の前にすると
「この食べ物は好きだ」と目を通して脳に信号が送られ、
「これを食べるぞ!」と脳がやる気を出してしまい
胃に準備運動(=予測調節)をしろと命令します。


そして半ば強引に胃に少しスペース=「別腹」ができるという仕組み。



好物というほどではなくても、
例えば脂っこいものを食べた後にさっぱりしたものを
口にしたくなるときのように、
食感や味覚の違いを感じたときにも「別腹」はできるようです。

ただし、「別腹」=「胃にスペースができただけ」なので
入る場所は一緒ですよ。
満腹状態で「デザートは別腹だから・・・」といって食べ続けると、
日々の食事量は増え続け、太りやすい体質になってしまいます。
別腹を使わずに、デザートを食べられるよう注意することが大切ですよ!


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カテゴリ:ダイエット