すい臓、最強の消化器官
最強の消化液「すい液」を作るのがすい臓です。胃の後ろに隠れている臓器で「隠れた臓器」とも呼ばれています。大きさは小さめのバナナくらい。これまた「名前は知っているけど・・・?」という臓器ですね。


  

だ液、胃液、胆汁と消化液はいろいろありますが、すい液は三大栄養素の炭水化物たんぱく質、そして脂肪だって消化できちゃいます。すい液は食べ物のナント90%を消化するんです。つまり、消化=胃というイメージがありますが、胃はたんぱく質しか消化しません。かなり強引にはなりますが、胃がなくてもすい臓さえあれば何とかしようと思えばなるんですね。最強の消化液と呼ばれる所以です。
(※ 胃が必要ないと言っているわけではありません)

また、すい液は弱アルカリ性で、強力な酸性の胃酸を中和してくれます。すい臓がないと胃から送られた強力な酸が十二指腸や小腸、大腸に流れてしまいこれらの臓器を溶かしてしまいます。中和が追いつかなかったときに起きる症状が、例えば十二指腸潰瘍(かいよう)。胃液の酸で十二指腸の粘膜が破壊されてしまいます。
すい臓がないと消化という作業ができなくなり大変なんです。それくらい大切な消化器官なんですね。

そして、すい臓の病気はやっかいです。例えば、癌にもいろいろありますが、一番やっかいなのもすい臓癌。治りにくい上に生存率も最低です。
また、交通事故などで背中を強く打ってすい臓が破裂(すい損傷)するとすぐにも手術が必要です。最強の消化液がもれて自分のあらゆる臓器や組織をドロドロに溶かして腐らせてしまうから。でも胃の後ろに隠れているので手術も困難です。まず胃を全適出しないと処置できません。


糖尿病に関係する血糖値を下げるインスリン(インシュリン)もここ(すい臓のランゲルハンス島)から分泌されます。
血糖値を上げるホルモンには、グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモン、甲状腺ホルモンと数多くありますが、逆に血糖値を下げるホルモンはインシュリンだけです。
これまで何度も触れてきましたが、人間の歴史は飢餓との戦いで、限られた食べ物から、いかにしてエネルギーを摂るかに身体を進化させてきたのですね。つまり、これまで糖分が有り余るという状態は皆無に近かったわけで「血糖値を下げる」必要はなかったわけです。何万年と働かなくてよかった器官が、ここ数十年で急にオーバーワークさせられているというわけです。

糖尿病=甘いものの食べすぎと思われていますが、必ずしも正確ではありません。要はすい臓そのものが疲れて弱ってしまうことが原因なのですね。疲れるとインスリンが分泌されなくなります。なんでも消化できるということは何食べてもすい臓は疲れるんだということです。糖尿と肥満はよく関係あるといわれますが、痩せていても内臓脂肪がいっぱいな人もすい臓は疲れやすいです。
つまり食べ過ぎに注意ということですね。


足の裏ですい臓の反射区は土踏まずの部分。すい臓が疲れてくると、このあたりに老廃物がたまってくることが多いです。甘いものをたくさん食べた方も硬くなっていることが多いです。
ここにポコっとした塊ができている方は頑張ってこれを揉み崩し、生活を見直してくださいね。

 
関連記事
糖尿病に足つぼ(足もみ)
少食が健康長寿の秘訣?
肝臓の疲れにご注意を!
実は一番重要な臓器、肝腎かなめの腎臓
副腎、自分でステロイドを出すところ
脾臓、地味だけど大切な臓器

 
カテゴリ:足つぼ(東洋医学)の記事一覧
  


不調スッキリ!足つぼ(足もみ)やってます